母乳に含まれる乳糖とは?母乳は虫歯の原因にはならない?

出産後

はじめに

こんにちは、助産師のちゅう子です。

離乳食が始まる頃から段々赤ちゃんの歯が生えてきますよね。
「そういえば、母乳を続けていると虫歯になるのかな?」と考えたことありませんか?

母乳に含まれる糖分は「乳糖」と呼ばれ、お菓子やジュースに含まれる糖分とは異なる糖になります。
今日は、母乳と虫歯の関係をわかりやすく解説します。

虫歯の主な原因は「ショ糖」

虫歯を引き起こす主な原因は、「ショ糖(砂糖)」と言われています。

ショ糖はお菓子やジュースなどに多く含まれていて、虫歯菌(ミュータンス菌)がショ糖を分解すると、歯の表面を溶かす「酸」と、歯にくっつく「ネバネバ(プラーク)」を作ります。

このプラークが歯の表面に残ることで、菌が繁殖し、虫歯が進行していきます。

つまり、「ショ糖をとる → 菌が酸を作る → 歯の表面が溶ける」
というのが虫歯の始まるメカニズムです。

ショ糖を完全に避ける必要はありませんが、食後の歯みがきや、だらだら食べを防ぐことが虫歯予防につながります

ちゅう子
ちゅう子

歯磨きや、摂取する時間を決めると良いですね

「乳糖」とは?

「乳糖(ラクトース)」とは母乳に含まれる炭水化物の一種です。母乳だけではなく、牛乳など、哺乳類の乳に含まれる糖分のことを指します。

人間の場合、母乳成分のうち7%を乳糖が占めており、赤ちゃんへのエネルギー供給の40%を担っています。

乳糖はエネルギー共有だけではなく、赤ちゃんの体内で、カルシウムの吸収やビフィズス菌の増殖にも役立っています。

「乳糖」は虫歯の原因になりにくい

母乳に含まれる乳糖も糖の一種ではありますが、ショ糖とは性質が違います

乳糖は、

  • 虫歯菌が作る酸の量が少ない
  • 歯にくっつくネバネバを作りにくい

という特徴があります。

そのため、乳糖自体は虫歯の原因になりにくいのです。
「母乳に糖がある=虫歯になる」と思われがちですが、実はそうではないんですね。
糖の種類によって虫歯のリスクは異なります。母乳育児をすることが虫歯に直結するわけではないいんです。

歯歯みがきをしっかりすれば、母乳育児は続けられる

夜間の授乳に不安を感じる方もいるでしょう。

ですが、歯磨きなどのお口のケアをしていれば、虫歯のリスクはとても低いと言えます。

歯を守る一番のポイントは「清潔に保つこと」です。寝る前にしっかり歯磨きをして、虫歯の原因となる食べかすや糖分を取り除くようにしましょう。

寝る前に歯をきれいにしていれば、夜間の授乳はやめなくても大丈夫です。

歯磨き習慣を続けることで、母乳育児をしながらしっかり虫歯を防ぐことができます。

ちゅう子
ちゅう子

歯が生えてきたら、歯磨き習慣を作りましょう!

また、定期的に歯医者さんに検診に行くことも大切ですね。
小さいときから歯のケアを習慣化することは、長期的な子どもの健康につながります。

おわりに

母乳育児をしていると「夜の授乳で虫歯にならないかな…」と心配になることがあります。

でも、心配しすぎなくて大丈夫です。
虫歯の原因は母乳そのものではなく、「お口をきれいにする習慣」があるかどうかです。

毎日の歯みがきでしっかりケアすれば、母乳育児を続けながらでも、子どもの歯を健やかに守ることができます。

母乳育児を続けることができるのであれば、歯が生えてからも、1歳過ぎてからも続けてあげてくださいね。

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